ワインは「天・地・人」によって作られるものですが、当然ブドウの種類が非常に味に影響します。
なんとなく「ソーヴィニヨン」とか「ピノ」とか聞いたことはあるけど、何がどういった特徴があるのか知らないため、調べて簡単にまとめてみた。
まずは赤ワイン編のメジャーどころ3選を。
ぶっちゃけ今回の記事はまじめにワインを勉強しようという人には他のサイト読んだ方が詳しくわかると思います。
ワイルドで男らしい「カベルネ・ソーヴィニヨン」
カベルネ・ソーヴィニョンは「渋みとコクが強い」ワイン。
食べられるところがないほど小粒だが、その分味も匂いも「ワインのために~」と言う感じで凝縮されている。
必要なことだけ。寡黙なやつ。
ワインのために凝縮されているだけあって、どこの地域でも安定したうまさを出せる。
そのため、世界で最もワインづくりに使われている品種だそうな。
人に例えると「ワイルドでたくましく男らしい、みんなの人気者」と言ったイメージですかね。
味だけでなく、色味も濃く、きっちりとしたタンニンを感じられる。
今度別記事で書く予定ですが、久しぶりに買ったカベルネ・ソーヴィニョンは一口目に「あ。しぶっ。」と思った。
合うとされている料理はステーキなどの脂身の少ない牛肉や子羊肉で、これまた料理まで男らしい。
Wikipediaによるとソーヴィニョンはフランス語で「野生」を表す”sauvage”と言う言葉が語源になっているとされているそうで、語源まで男くさい。
テストステロンを高めたいと考えている私にとって、イメージ上理想的とも思えるワインです。
ただ、ぶっちゃけワイン素人の私はまだその渋みのよさがわかってなかったりします。
また、カベルネ・ソーヴィニョンの香りとしてよくあげられるのが「ピーマン」らしい。あとはハーブとか。
世界中どこでもできるとは言え、当然樽の使用や収量といった人的要因、地質的要因、そして気候的な要因を受けて味は変わります。
また、ボルドー地方が原産地であり、最も有名な地域ではあるもの、
カベルネ・ソーヴィニョンは100%で構成されるわけではなく色んなワインとブレンドされることが多いので
その構成比によっても勿論味が変わるのだそう。それもオモシロいですね。
そうした知識をベースに今後それぞれのワインの味の違いを楽しめればいいなと思う次第でございます。
妖艶で小悪魔的なお姫様「ピノ・ノワール」
説明を読んだ限りのイメージですが、カベルネ・ソーヴィニョンがワイルドな男だとしたら、
ピノ・ノワールはわがままなお嬢様というか、小悪魔的なお姫様と言うか、妖艶な王女様というか・・・なんか「女」を感じる品種。
それも男を手玉に取ってしまう、虜にしてしまうようないい女。
味の特徴は「渋みが少なく、すっきりとした繊細な味わいで花のような豊かな香り」。だ、そうな。
まず扱いが難しいそうで、病気に弱く栽培が難しい。
真夏にディズニーかUSJなんか行こうものなら、すぐに「もー、嫌。帰る」と言い出すような感じで
暑い地域ではすぐダメになってしまう。こんなところで育ってられるかと。
そのため生産面積としては数ある品種の中で10位と低順位になっております。
ただ、そのピノ・ノワールが代表的な品種として取り上げられる理由としてはその歴史とやはりピノ・ノワールにしかない良さがあるからのようで。
まず、非常に歴史が長い品種で後述するシラーなど他の品種の原種であったりします。その辺からも「母」というような女性感を感じる。
そして特徴は前述で「花のような」と書いた「香り」が何よりの特徴だそうな。
バラ園なんて表現をされることも。
さっきのカベルネ・ソーヴィニョンがピーマンだの野草だの言われていることを考えると
バラ園とはなんと女性的な印象を与えることか。
カベルネ・ソーヴィニョンと違うと言えば、様々な品種とブレンドされるカベルネ・ソーヴィニョンと違い、
ピノ・ノワールは100%ピノ・ノワールで構成されることがほとんどらしい。やはりわがままか。
扱いが難しいというのは、土地や天候の影響をモロに受けやすく、ちょっと土壌がずれるだけでもぐっと値段が変わったり、
年によっては天候のせいで全くダメになったりするとのことで
やっぱり困ったお嬢様っていうイメージを抱くものの、
やっぱりそういう女こそ惹かれたりするもの。
ピノ・ノワールの中でもそれぞれまた特徴が違うようですが、
渋いワインよりすっきりしたワイン、そして香りを楽しみたいと言う人にはお勧めのワインだそうです。
ちなみに合う料理は繊細な味の鶏肉だそうだが、鶏肉って繊細なのか?
味付けが薄目なたんぱく質系がいいってことかな?
スパイシーなクールキャラ。「シラー」
コクがあるのに、スパイシー。個性的で近年人気が急増している。
それがシラーという品種。
主人公じゃないけど、辛口ニヒルな人気のクールキャラっていますもんね。
このシラーという品種はタンニンの強さ的には中庸のようですが、
コクやなめらかさはしっかりとしているようで味わい豊かなようです。
また、このシラーはブレンド用品としてもよく使われるもので、
特にオーストラリアではカベルネ・ソーヴィニョンとブレンドして、よくスパイシーさを足して味の向上を助けているとのこと。
うーん、この主人公を支えるニヒルな脇役感。飛燕かお前は(古)。
有名な生産地としてはフランスのローヌ地方とオーストラリアが2大生産地だそうです。
ただ、ニューワールドと言われる南米の冷涼地での生産もどんどん増えております。
ワインド素人の私でも耳にしたことがある「ボルドー」や「ブルゴーニュ」に比べて有名でない「ローヌ」ですが、
ワイン造りの歴史は古く、特に北部で作られるシラーは「世界で最もエレガントなシラー」などと称されることもあるようです。
ローヌ地方は渓谷になっていて、ミストラルとかいう強い風が地中海に向けて吹き抜けるので
雨が降ったとしてもその風のおかげでかびることなく良質なワインが作れるのだとか。
ただ、渓谷ゆえに斜面に畑を構えることになり、
そのため耕作面積が狭く、人手も多く必要となるので高価になりがちなようです。
でもせっかくなのでシラーを飲むときには、ローヌとオーストラリアの味の違いを比べてみたいなぁと思います。
ワインって色んな楽しみ方ができるのね。
とりあえずこのワインたちを色々飲んでみたいと思います。
やっぱり主人公イメージのカベルネ・ソーヴィニョンを中心に安くてうまいワインを率直な感想を書ければいいなと思います。
ワインの勉強、おもしろいな。
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